【かわいそう】六価クロム猫はなぜ工場に侵入できた?管理体制に問題は?

広島県福山市のメッキ工場にて、六価クロムの処理槽に落ちた猫が逃げ出したというニュースが報道されました。

六価クロムはさわると皮膚の炎症や失明のおそれもある有害物質です。

そんな危険な物質を全身に被ってしまった猫がかわいそうという声も沢山あります。

そもそも猫はなぜ工場に侵入できたのか、工場の管理体制はどうなっていたのか、調査しました。

目次

【事件概要】六価クロムまみれの猫が工場から逃走

メッキ業の工場から有害物質の「六価クロム」を被って外へ逃げ出した猫がいると発表がありました。

槽に入っていた六価クロムは液体状で、濡れたネコに人が触ると、皮膚や粘膜を炎症させるといった症状が生じます。また、乾いていたとしても、触った手で目をこすれば失明してしまう有害性を持っているということです。

猫が入り込んだのは福山市柳津町にある「野村鍍金」の福山工場です。

11日、従業員が工場内でメッキを加工する際に使う「六価クロム」槽にネコのものと思われる黄色の足跡を発見。監視カメラで確認したところ、前日の夜に工場外へ出て行くネコの姿が映っていました。

現時点(2024年3月11日 22時)では猫はまだ見つかっていません。

有害物質を体に被ってしまった猫は悲しいことに、既に死んでいる可能性が高いとされています。

【六価クロム】猫がメッキ工場に侵入できたのはなぜ?

体の大きさもそれなりにある猫が、なぜ危険な有害物質を扱う工場に侵入できたのでしょうか?

報道された情報によれば、逃げた猫は六価クロムの液体が入った処理に転落、自力で脱出したのかそのまま逃げている様子が防犯カメラに写っていました。

 市によると、野村鍍金(めっき)福山工場内で11日午前7時ごろ、従業員が猫とみられる黄色の足跡を発見。防犯カメラで確認したところ、10日午後9時半ごろ、処理槽に落ちた猫が工場外に逃げる様子が写っていた。処理槽は縦横各2メートル、深さ3・4メートルでシートをかぶせていた。

六価クロムの入った処理槽は深さもありかなり大きいですね。

シートが被さっていたことで、猫は浸水を免れたのでしょうか。

しかし、侵入経路は公表されておらず不明のままとなっています。

猫が工場から逃げた時間は午後9時半で工場は既に閉まっている時間帯だった。

施錠出来ていなかった箇所があったのか、やはりそれなりの隙間がない限り猫も侵入は難しいですね。

猫は少しの隙間があれば侵入できる!?

画像はイメージです

猫は自分の頭の大きさくらいの隙間があれば通り抜けられる。

猫は頭が小さければ小さい猫ほど、少しの隙間があれば通り抜けることができるそうなのです。

一般的な成猫は幅3センチの隙間は通り抜けることが難しいようです。

画像をみる限り、六価クロムまみれの猫は成猫だと考えられます。

そのため、工場には3cm以上の隙間があり入れるスペースがあったのではないかという見解になりますね。

工場の管理体制に問題はあったのか

猫が工場に侵入したことで「野村鍍金」の福山工場の管理体制が問題視されています。

「どうやって猫が侵入したのか」「隙間がなかったのか」今後厳重な捜査が必要になるとされます。

野村鍍金の工場は過去に死亡事故も起きていた

調べてみると、野村鍍金の神戸工場にて死亡事故が発生していたことがわかりました。

21日午後11時ごろ、神戸市北区赤松台1の「野村鍍金神戸三田工場」で、
金属加工の作業中だった男性従業員が倒れているのを、同僚の男性(24)が見つけ119番した。

病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。

県警有馬署によると、亡くなったのは同県尼崎市の会社員男性(64)。

発見時は意識がなく、左腕が切断された状態だった。

大型のロール状の機械などのそばで倒れており、機械に衣服の一部が付いていた。

何らかの原因で機械に巻き込まれた可能性もあるとみて原因を調べる。

亡くなった従業員は「野村鍍金」の神戸三田工場の従業員の方でした。

事故が起きた原因などの詳細は記事が削除されてしまっているため、定かになっていません。

「野村鍍金」の管理体制がどうなっているのか、今後の情報を更にお伝えしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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